麹について

　当社では麹の完熟度を高めることに主眼を置いています。麹の完熟度とは、米や麦等の穀類の中に麹菌が十分に繁殖し、なおかつ穀類の表面に菌糸がたくさん生えることを指します。これにより微生物がたくさん生育され、乳酸や酵母等が十分に産出されることで製品造りにより一層力を発揮していくのです。いわば麹は全ての発酵食品の「命」として働く重要な位置づけであり、当社はその製造過程を古来より最適とされる蓋麹製法を用いて行っています。

麹蓋製法

麹蓋製法では麹室を用い麹蓋(室蓋とも称され、約1kg程度の原料が盛り付けできる杉材の箱)を1,000～1,500枚ほど使用し、1枚1枚に麹を繁殖させ行います。小面積で麹を繁殖させることできめ細かい麹の繁殖管理が可能となる麹作りを行っています。

麹の繁殖管理

麹を繁殖させる麹室の管理は3日間にわたり朝・昼・夕と淀みなく麹の繁殖に注意を払い行っています。

原材料について

原材料は全て国内産で賄われています。

白米(味噌や甘酒麹)は全農より福岡県産
麦(二条大麦の小粒)は福岡県及び佐賀県産
大豆は「ふくゆたか」佐賀県産
特定米穀は九州産
塩は主に自然塩(生協の塩)

これらの原材料を用いて商品を製造販売し今日まで皆さまより安心してご愛顧頂いています。